モルモン教会で「うちは仏教です」と言った人の顛末

英会話教室の生徒の中に、ある時こんな事を言った人がいました。
「うちは仏教なので、英会話以外の以外の活動には参加できないんです。」

場所はモルモン教の教会、相手はモルモン教の宣教師です。

モルモン教でも仏教でもない僕は内心、
「そんな事を堂々と言って大丈夫かな?」
とハラハラしたのですが、それを言われた若いアメリカ人の宣教師はニッコリ笑ったまま、
「仏教ですか。それは素晴らしいですね。」
と返しました。

「うちは仏教です」と言ったら・・・

おかげで良い雰囲気のまま談笑が続いたんですが、その中で僕達がその宣教師の宗教観について尋ねると、会話はこんな流れになりました。

「僕達クリスチャンも仏教徒の人たちも、きっと目指すところは同じなんだと思います。」

「同じというのは?」

「一つの真理があって、それをどう考えるかという考え方が色々な形に分かれていったのではないでしょうか。キリスト教も仏教も、それぞれ真理を目指す道の一つだと僕は思っています。」

これがモルモン教全体の考え方なのか、それとも彼個人の見解なのかは分かりません。

しかし、どこかのカルト教団で「私は仏教なので・・・」なんて言おうものなら、
「あなたは間違っています!今すぐ考えを改めないと地獄に落ちますよ!」
くらいのことは言われてしまうでしょう(笑)。

自分たちは信念を持っている。
世の中には、また違った信念を持っている人たちもいる。
その中身は完全に同じではないけれど、それぞれに良い所があって、助けあって同じ目標を目指すことができる。

世の中の全ての宗教がそんな風に教えていたら、きっと世の中はもっと平和で、宗教戦争なんて起こることもないことでしょう。

神様が本当にいるのかどうか、僕にはわかりません。

でも、もしも本当にどこかにいて人々を見守っているんだとしたら、きっと考え方の違いで殺し合っている世の中よりも、キリスト教徒も仏教徒もイスラム教徒もみんなお互いに助けあって、幸せに暮らしている世の中を望んでいるんじゃないでしょうか。

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